小さい頃からマリモが好きだった。
メディアの影響か、なぜかわからない。
昔は金魚屋さんで、1000円でそこそこ大きめのマリモ(西洋マリモ)が売っていた。
金魚の水草同様に日光に当てねばと思い、夏でも日向に出し続けていると、茶色く変色してしまい原形はなくなってしまっていた。
私はまぬけだったのだ。マリモはそもそも北海道等の寒冷の地にある。
水温が低くなければならないのだ。ネットが発達してマリモの育て方が簡単にわかるようになってから、そんなに早く枯れさせることはなくなった。
だが、いまだにバラバラに分裂してしまうことがよくある。
自分でそれを一つにまとめようとして、団子を作るように手で丸めても、
もはやもとの一つにならない。バラバラのままで、それぞれに生育している。
マリモは中が空洞になっていて、そこに常に新鮮な水が循環しなくてはならないらしい。
バラバラにせず、枯れさせずに保つには、水槽でエアレーションをさせる必要がある。
それにしても人工マリモ(丸められて作られた天然ではないもの)は、形も崩れず長く持っている。
これの作り方は私には謎だし、野球のボールくらいのものがあるならば手に入れたい。