budousanのブログ

つれづれなるままに気ままに、たまに更新します。

寒い月夜に思う

空気が寒気に入れ替わって、星々はきらめいていた。

こんな夜は、聖子ちゃんの歌をきくか、詩を少し読みたくなる。

私にとっての詩は、詩と書かれたものに限定されない。

芭蕉の俳句も詩であり、教育者ペスタロッチの隠者の夕暮も詩と思える。

あまりにも有名な、奥の細道の冒頭は、小学生か中学生の頃か忘れたが、覚えさせられた記憶がある。

だが大人になって、この序文を読みまた聴くと、なんとも美しい調べのように感じます。

 奥の細道(書き出し) 松尾芭蕉

月日(つきひ)百代(はくたい)過客(かかく)にして、()きかふ年もまた旅人(たびびと)なり。

(ふね)(うえ)生涯(しょうがい)()かべ、(うま)(くち)とらえて(おい)をむかふるものは、日々(ひび)(たび)にして(たび)をすみかとす。古人(こじん)も多く(たび)()せるあり。

()も、いづれの年よりか、片雲(へんうん)の風に(さそ)われて、漂泊(ひょうはく)思ひ(おもい)やまず、海浜(かいひん)にさすらへ、去年(こぞ)(あき)江上(こうじょう)破屋(はおく)にくもの古巣(ふるす)(はら)ひて、やや年も()れ、春立(はるた)てる(かすみ)の空に白河(しらかわ)の関こえんと、そぞろ(がみ)の物につきて(こころ)(くる)わせ、道祖神(どうそじん)(まね)きにあひて、()るもの()につかず。

ももひきの(やぶ)れをつづり、(かさ)()つけかえて、三里(さんり)(きゅう)すゆるより、松島(まつしま)(つき)まず心にかかりて、()める(かた)(ひと)(ゆず)り、杉風(さんぷう)(べっ)しょに(うつる)に、

   草()()も 住替(すみかわ)()ぞ ひなの(いえ)

面八句(おもてはっく)()(はしら)()()く。

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