玉座の上にあっても木の葉の屋根の蔭に住まっても同じ人間、
その本質からみた人間、そも彼は何であるか。
何故に賢者は人類の何ものなるかを吾等に語らぬのか、
何故に気高い人たちは人類の何ものなるかを知らぬのか。
農夫でさえ彼の牡牛を使役するからにはそれを知っているではないか。
牧者も彼の羊の性質を探求するではないか。
(隠者の夕暮 1番より引用)
この隠者の夕暮の、一番の最も前半の所以外は、あまり見受けられませんので
記載してみました。私の好きな冒頭です。
この隠者の夕暮は、私には素晴らしい詩に思えてしまいます。