budousanのブログ

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蛸壺の土器

弥生時代の蛸壺(?)を手に入れました。

前に行った資料館で見たことがある形で、ほしかったものです。

別の焼き物の花入れとして売っていましたが、

土器の蛸壺であることが、前に見たものと同じでしたのでわかりました(多分…)

実際に持ってみると分厚くできていて、紐を通す穴も裏から補強されて

焼かれていることがわかります。小さい蛸壺はイイダコを捕るためといわれています。

弥生時代にイイダコ漁は始まり、現代にいたるまでタコ漁は引き継がれています(@_@)

(日本人は昔からタコ好きですね!)

土器の蛸壺は始め、縁近くに穴を開けられて紐を通していましたが

弥生時代の終わり頃には、底に穴を開けるように変わり、

古墳時代には釣鐘形にかわるようです。

私の持っているものは、縁穴型ですので、初期の蛸壺になるみたいですね。

東園田遺跡で見つかった大量の蛸壺(約500個くらい)には、

一つだけ、鹿を描いたイイダコ壺が見つかりました。

(約2000年前の物で、鹿の絵のイイダコ壺は唯一のもの)

ここからは、他にも木製儀仗・大型石庖丁も見つかっていて興味深いです!

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